【新型クラウン試乗】「ゴルフバッグ4セット積載」と「全幅1.8mの維持」。二つのお約束をクリアするための工夫とは?

「6ライト」と呼ばれる片側3つのサイドウインドウ、そして4ドアクーペ風のフォルムが与えられたサイドビューも印象的な新型クラウン。積載性はどうでしょうか。

新型クラウンの積載性を設計やデザインから察するには(もちろん、トランクを開けてみればいいのですが)、真後ろから眺めるとよく分かります。

1.8mという限られた全幅を守りながら、よりスタイリッシュに見せるため、先代までのボクシー系から、いわばセクシー系に変身。先代よりもかなり内側に絞り込まれたフォルムになっています。

1.8mという全幅の「お約束」がなければ、もっと拡幅してデザインの自由度も高めたかったはず。さらには、いろいろと内蔵物を入れながら、室内幅、荷室幅を確保する必要があります。

これらにより、トランクルームの容量確保には苦労したそうで、それでもゴルフバッグ(9.5インチ。9.5インチでも形状によっては積載できない場合も)が4セット積載できるなど、積載性は同等レベルを確保。なお、後席の前倒し機構はありません。ライバルである5シリーズやEクラスなどの輸入車セダンには後席前倒し機構が用意されています。

荷室容量の確保のため、トランクリッドのステーを荷室外側に配し、トランクリッドの電動化に欠かせないモーターなどの内蔵物を追加しない策が講じられています。そのため、手動開閉式が採用されています。ステーを外側に出すことで、大きめの開口部も確保されています。

なお、荷室容量は幅がありますが、352L〜431L。最も小さいのは3.5Lハイブリッド(リヤオートエアコン装着車)、最も大きいのは2.5Lハイブリッド車(アクセサリーコンセントAC100V/1500W非装着車)/2.0Lガソリンターボ。

さらに、ラゲッジアンダーボックスは、2.0Lガソリンターボが最も深く、洗車道具や工具などの小物の積載性を重視するのなら同仕様が向いていそうです。

(文/塚田勝弘 写真/井上 誠)

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